仮想通貨(ビットコイン)で稼いだら税金はかかるの?

最終更新日 : 税金   706 Views
さる吉
仮想通貨(ビットコイン)で稼いだ場合って税金はかかるの?
先生
仮想通貨(ビットコイン)で得た利益は申告する義務がありますので、税金がかかりますよ。

※この記事では仮想通貨全般のことを代表して、ビットコインと記載します。ですので全ての仮想通貨に該当することとなります。

ビットコインの利益に税金はかかる?

ビットコインを決済のために持っている人はほとんどおらず、投資のために持っている人が99%ですよね。
株やFXと同じ投資になるので、税金が気になる人は多いはず。

そもそも【ビットコイン(仮想通貨)の利益】に税金はかかるのでしょうか?

2017年9月に、国税庁のホームページに
「ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係」
と言うタックスアンサーが公開されました。

[平成29年4月1日現在法令等]  ビットコインは、物品の購入等に使用できるものですが、このビットコインを使用することで生じた利益は、所得税の課税対象となります。
 このビットコインを使用することにより生じる損益(邦貨又は外貨との相対的な関係により認識される損益)は、事業所得等の各種所得の基因となる行為に付随して生じる場合を除き、原則として、雑所得に区分されます。
(所法27、35、36)

つまりビットコインで得た利益は「雑所得」として課税の対象になります。

さる吉
ビットコインに税金がかかるのはわかったけど、どんなときにかかるの?

ビットコインの利益はいつ報告するの?

ビットコインで儲かった利益は、確定申告時に【雑所得】に記載して報告します。

確定申告は2月16日から3月15日の間に行います。
この期間中は税務署で、税理士による無料サポートが開催されています。(地域による)

その年の1月1日から12月31日までの期間の全ての所得を計算しますので、早めに必要書類などを集めておきましょう!

税金はどのように納めるの?

確定申告で計算された税金はどのように納税すれば良いのでしょうか?
納税方法は大きく分けて3つです。

1つ目は「現金に納付書を添えて支払う方法」です。
納付書は金融機関や税務署などに用意されています。
コンビニでも納付可能ですが、バーコード付納付書が必要です。
バーコード付納付書は税務署から送付または交付してもらいます。

2つ目は「銀行口座から振替納税する方法」です。
納税の期日までに「口座振替の依頼書」を提出しておくことで、指定した預金口座から引き落としてもらいます。
事前に手続きが必要なものの、忙しい人にオススメです。

3つ目は「電子納税」です。
インターネットバンキング等から納付します。e-Taxで申告をしている人はこの方法が多いですね。
青色申告をするには事前に「開始届出書」の提出が必要です。
ですので多くの人は白色申告になるでしょう。

どんなときに課税される?

ビットコインはどのようなときに課税されるのでしょうか?

タックスアンサーでは「ビットコインを使用することで生じた利益は、所得税の課税対象となります。」と記載されています。
「ビットコインを使用する」が何を指すのかが問題ですね。

具体的には

  • ビットコインを売る
  • ビットコインで代金の支払い
  • ビットコインで他の仮想通貨を買う

が考えられます。

ビットコインを売る

所有していたビットコインを売ることで得た利益が課税対象となります。

例えばビットコインが10万円のときに1BTC購入しました。
そのビットコインを50万円のときに売ります。

すると40万円の利益がでますよね。
この40万円の利益に税金がかかります。

ビットコインで代金の支払い

ビットコインを代金の支払いに使用したときに課税対象となります。

例えばビットコインが10万円のときに1BTC購入して、100万円になったとします。
100万円の車を購入するとき、ビットコインで支払うと差額の90万円が利益になりますね。

ですので90万円が課税対象となります。

ビットコインで他の仮想通貨を買う

ビットコインで他の仮想通貨を購入するときに課税対象となります。

こちらも10万円分のビットコインを購入したとします。
ビットコインが50万円のときにイーサリアムを購入したとしましょう。
これは「50万円でイーサリアムを購入した」と同じですので、40万円の差額が利益として発生しますね。

ですので40万円が課税対象となります。

20万円以上の利益が出た場合

雑所得が20万円以下の場合は、所得税の確定申告は不要です。
サラリーマンで「ビットコインの利益+副収入の合計」が年間20万円以上の場合、確定申告が必要になります。

年末に利益が20万円を少し超えた程度の人は、利益を減らすために、投資に回すと良いかもしれません。

確定申告は「所得税」と「住民税」の2つに分かれており「住民税の確定申告」は1円でも発生していれば必要です。

税金の計算方法

雑所得は総合課税になりますので、他の所得と合計して計算します。

サラリーマンで会社から給与を貰っている人は、
【(「給与所得」+「ビットコインの利益」)×「税率」-「控除額」】が所得税となりますね。

税率と控除額は下記の通りです。

所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を越え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を越え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を越え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を越え 1,800円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を越え 4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円越 45% 4,796,000円

さらに所得税とは別で住民税10%がかかります。
【(「給与所得」+「ビットコインの利益」)×10%】

所得税と住民税の合計が支払わなければならない税金になります。

申告しなかったらバレるの?

仮想通貨の取引なんて、
「取引所にログインしなければわからないのだから、申告しなくてもバレないのでは?」
と思う方もいるかもしれません。

しかし税務署のリサーチ力を舐めてはいけません。
税務署は、銀行口座を全て見ることが出来ます。

あなたの銀行口座から、取引所へ頻繁に入金されていた場合
利益が出ていると予想するのは困難ではありません。

あとは取引所へ連絡して、あなたの取引高をみせてもらえれば、全てまるわかりです。

申告しないでバレた場合は【延滞税】として9.2%の金利が適用されます。
悪質な場合は【重加算税】として35~40%、脱税として500万円以下の罰金か5年以下の懲役です。

利益の大半が税金として消えてしまいますので、正直に申告して納税した方がマシです。

催促状が送られてきているにも関わらず滞納し続けていると【給与差押】になる可能性があります。

また「申告しないとこうなりますよ」と、見せしめ逮捕するは十分にありえます。
例えばFXで脱税した主婦で「池辺雪子さん」が有名ですね。
カリスマや女王と呼ばれたトレーダーです。

3年間で約4億円の利益を得ていながら確定申告をしなかったために起訴されました。

ビットコインを筆頭に仮想通貨は、儲かる投資としてヒートアップしています。
ここらで1人ぐらい見せしめの逮捕をしておこうと、税務署が考えるのはおかしな話ではありません。

利益が大きい人は税理士へ相談

さる吉
結局、ビットコインを取引所に置いたままだと、税金を払わないで良いんだね!
先生
いえ、実はそうではないようです。取引所にあっても申告の必要があるという人もいます。

仮想通貨に対する税金の取り扱いは、まだまだ整っていません。
タックスアンサーはタックスアンサーであって、税法ではないのです。

取引数の多い人は自分で計算するのも大変ですし、税理士に相談するのが確実です。
(何も考えたくないのであれば、とりあえず納税しておけばOKですね)

今のところ「ビットコインを保有して発生した含み益だけなら税金はかからない」との考えが多いですが、円に変えなければ税金はかからないとは限りません。

結局のところ、税務署がダメと言えばダメなんです。
例えばスーツを経費で落とせる場所もあれば、落とせない場所もあるそうです。

どこでも同じように徴収されるべきですが、税理士も人間ですので税法の解釈に違いが生じます。
ましてや仮想通貨に関する税金の取り扱いは整っていませんからね。

「海外でしか取り扱っていないアルトコインの計算」なんて全員同じになるとは思えません。
ですので自分で税理士に相談することをオススメします。

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